レモンのお話。
旅先で出会う新しい発見のように、
産地と素材のよさをお届けします。
gelatripでは、農家さんとの関わりを大切にしております。
「素材のよさ」は、土地や気候、品種、生産技術などさまざまな要因と、
つくる「人」のおかげです。
今回は、レモンを生産されている佐賀県トゥルーバファームの
藤野農場長様に伺ったお話をご紹介いたします。
知るともっとおいしくなる、そう思っていただけると嬉しいです。
レモン栽培のはじまりのお話。
トゥルーバファーム様は、企業として農業事業に参入されました。
近年、農業の担い手不足や耕作放棄地、食料自給率が問題となっております。
「食べること」「働くこと」の重要さから、佐賀県の耕作放棄地をレモン畑に。
輸入シェアの多いレモンを国産で、との思い。
宮崎県のレモン栽培農家さんをアドバイザーに迎え、
レモン栽培をスタートさせて3年目。
昨年がはじめての収穫で、gelatripではそのレモンを使用しております。
品種のお話。
トゥルーバファーム様では、マイヤーレモン300本、リスボン1000本を栽培しております。
リスボンは、国産でよく見かけるオーソドックスなレモン。
ポルトガル原産で、レモン特有の酸味が特徴です。
一方マイヤーレモンは、レモンとオレンジをかけあわせた中国原産の品種。
酸味が控えめで甘みを感じます。
グリーンレモンの1種で、皮がまだ緑色でも食べられます。
緑色のうちは酸味があり、皮が色づいていくと酸味がマイルドになっていきます。
味の変化が楽しめる品種です。
栽培のお話。
栽培管理のメインは、レモンを病気や虫から守る農薬散布や、雑草防除。
そして、葉っぱの付け根にできる『とげ』を取り除く作業。
とげで傷ついた葉や果実から、病気になってしまわないように。
機械化できないため、ひとつひとつ手作業です。
1本の木のとげを取り除くのに40分から120分も!
丁寧な人の作業があってこそのキレイでおいしいレモンです。
遠く離れた佐賀県トゥルーバファームのレモン。
北海道のびえい牧場ミルクとの出会いで、新たなおいしさをお届けできますように。